会席料理～月鳴亭たかはし

前菜～オクラの花 鮎うるか焼き 車海老 もろきゅう 山葡萄

 

オクラの花が食べられるとは知らなかった。

出張のついでに寄った弟を歓迎するという口実で，湯田温泉で人風呂浴びた後，防府市内でも美味しいという評判の「月鳴亭 たかはし」で家族揃って晩餐。

建物は佐波川の川べりに位置し，窓のすぐ外には川面が広がる。

箸置きに鮎。床の間の掛け軸にも鮎。鮎料理が有名な店のことだけはある。この店で客に供する鮎はすべて佐波川の天然鮎，それを売りにしている。

前菜はもう一品。蛸のぽん酢。硝子の器がきれい。

お刺身

冷たいままで出す店が多い中，ここのお刺身は冷た過ぎもせず温か過ぎもせず，本来の味を引き出すのに適した温度で出てきたので驚いたと弟が言った。なるほど，そう言われて初めて気がついた。

土瓶蒸し～松茸，ぎんなん，えび

松茸は，徳佐のまつたけうどん以来。

蛸の脚 高野豆腐 蛸の卵 アスパラの豚肉巻き すだち皮

蛸が柔らかい。信じられないくらい柔らかい。高野豆腐の味付けが上品。

鮎の塩焼き

箸で鮎の側面をよく押さえて，裏返して抑えて，次に鮎を立てて背を潰すように抑えて，尻尾をちぎって，頭を引くと，背骨ごと抜ける。これをたで酢でいただく。添え物はきゃらぶきと葉わさび。

After

揚げ物(小芋 えび ししとう 松茸)

鮎雑炊

 

デザート

パセリの味が梨に移っていたのが唯一残念な点。でも，パセリもちゃんと食べた。

美味しかった。家族一同大満足。ごちそうさまでした。