2010/05/19のお弁当

ごはん容器…日の丸弁当

おかず容器

• お好み焼　ちしゃ

16日の「トーキング ウィズ 松尾堂」(NHK-FM12:15～14:00)のテーマはお茶だった。いろいろなことを話しているうちに，日本茶(緑茶)の消費量は増えているもののほとんどがペットボトル等に入った飲料という形で消費され，実のところ茶を入れて飲むという習慣は廃れつつあり，急須のない家庭が増えているるという話になった。

その話の中で，ゲストのペギー葉山が「最近の若い子の入れてくれたお茶はまずくて飲めない。(家庭に急須がないから)自分でいれた経験がない上に，その母親がそもそも入れ方を知らないから子供に教えようがないと」と嘆いた。

そのとき，松尾貴史がすかさずこう言った。

「万事，キュウスですね。」

これは，うまい洒落だ。美味しくお茶をいただくためには急須が必要なのに，その急須がないために家庭でお茶をいれなくなってしまい茶葉の消費量が低迷している日本茶の置かれた立場をものの見事に表現している。近年稀に見る傑作だ。

洒落の解説は野暮だということは百も承知，しかし，これは十分記すに価することであると考えた。(松尾貴史にはそのつもりはなかったかもしれない。しかし，彼は言葉に対する感覚が鋭い稀有なタレントなのでこの洒落がとっさに浮かんだのだと思う。)