砕氷艦しらせ

砕氷艦しらせが徳山港に寄港して，船内を一般公開しているので，父と見学に行ってきた。

【諸元】    

長さ 幅 深さ 喫水 基準排水量 最大速力 軸出力 推進方式 推進器 定員 輸送能力

138m 28m 15.9m 9.2m 12650トン 19ノット 3万馬力 ディーゼル・エレクトリック 固定ピッチ2軸 乗組員175名 観測隊員など80名 輸送物資重量1100トン

駐車場に車を置いて，しばらく歩くと突然目に鮮やかなオレンジ色が飛び込んできた。それがしらせだった。

台風17号(ジェラワット)が折しも接近中ということで予定を早めて，今日の17:30に徳山出港に変更になったという。

金属探知機と手荷物検査を受けてタラップを登ると，傾斜が急なことに驚く。それだけ舷側が高いところにあるということなのだろう。見学客はそれほどは多くないように見えた。しかし，これはしらせの船体が巨大ゆえの錯覚でしかなかった。ぞろぞろ，ぞろぞろ歩いてフライトデッキに出る。

南極の石や氷，スノーモービルなどの展示が行われている中，ちょうど艦首に記された番号と同じ5003番目の見学客に記念品が手渡されるというセレモニーに出くわした。

つぎはブリッジ見学という段になってにわかにお腹の調子が悪くなりトイレ目指して油汗を流しながらあわてて下船，仮設トイレで無事用を足すことができてホッとしたものの，もう一度乗船する気力はすでになく，下から船を眺めることにした。

ブリッジ見学をしてきた父と再開し，新南陽の寿司やすで「旬のにぎり」(2000円)を食べて帰ってきた。

とにかく，しらせは頼もしい船だった。あのオレンジ色はいまだに目に焼き付いている。