さぬき(小鯖)のおろしカツ蕎麦

峠を越えた隣町の蕎麦屋に寄った。

この間購入したノートPCはメモリが2GBで，32bit版windows7であれば十分な所，64bitではどうもアップアップの様子。ならば増設をと隣町のパソコン工房に行くことにした。途中，「さぬき」という蕎麦屋で昼食。徳山には「さぬき屋」といううどん屋があって紛らわしい。

ずっと以前に，代替わりしてそれ以来味が落ちたとかいう噂を聞いたことがある。しかし，久しく行っていないので「美味しかった頃」の味なんて覚えていない。天ぷらそばにするつもりで店に入ったけれど，メニューを眺めて気が変わった。おろしカツ蕎麦にする。

この店にいけないところがあるとするなら，それは禁煙じゃない点だ。声高に蕎麦の香りが味わえないじゃないかと主張するつもりはない。ただ，食事中に煙草の煙を吸い込みたくないだけである。

おろしカツ蕎麦は面白い。わさび，大根おろし，蕎麦，とんかつ，海苔，ねぎ，炒めた野菜(もやし にんじん きゃべつ)，ちしゃが仲良く一つの皿に盛られている。それぞれが互いを助けるわけでもなく邪魔するわけでもなく慎ましやかに控えている。

カツはとんかつ定食のものと比べると薄めである。しかし，衣がパリっと揚がっていて好印象を持つ。

ワシワシワシ，勢いよくすべてをかきこんだ。満足，満足。

ネガティブな噂なんか気にしない。峠を超えて向こうに行くことがあれば，さぬきは積極的に利用しようじゃないか。