2013年12月30日月曜日

おかん事故に遭う

庭のみかんを野鳥の餌にしようと,挿すのに適当な枝はないかと庭木の間をうろうろしていたところへ「おとうさん,おとうさん!」という母の大声が聞こえてきた。塀越しに外を見ると,走ってくる母と携帯で電話しながら後をついてくる見知らぬ女性の姿が目に入った。畑をはさんで向こうの農舎の前の道路は黒の軽自動車が停まっている。

何があったのかわからないまま,勝手口で手を洗っていると血がしたたる左手を挙げて母と父が駆け込んできた。「止血してっ!」と母が叫ぶ。あわてて日本手拭を探しだして,それで二の腕を締め付ける。女性は救急に連絡して,家の場所を伝えている。

車にぶつかった?

救急車が到着して母を病院に搬送,その後パトカー,加害者の両親,事故処理車,保険会社の担当がやって来て,それらの話を整理してみると,お大師様に花を供えようと花瓶を両手に農舎の方から道路に出ようとした,ちょうどのそのときに右から来た車のドアミラーに接触したようだ。母はその反動で跳ね飛ばされて尻餅をついたという。

幸い頭を打つことはなく,怪我の程度は皮膚だけでなくその下の肉も縫う必要があるというひどいものだったたけれど命には別状ないということで一安心。

この間まで,指に刺さった鯛の背びれを切開し取り出したというので家事に差し障っていて,ようやくそれが治ったところで今度は左手が不自由になってしまった。

偶然にも今日は祖母(母の母)の命日,まだ,こちらに来るのは早いよと,守ってくれたのかもしれない。

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